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歴史を感じさせる美しい台湾の建築、日本統治時代の名残がある美しい建築物を巡る旅!

  • 執筆者の写真: 台湾散歩
    台湾散歩
  • 2023年5月1日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月9日

台湾の歴史に触れる旅:日本統治時代の美しい建築物巡り

台湾には、日本統治時代の名残を残す美しい建築物が今も数多く残っています。これらは単に歴史的な価値が高いだけでなく、国家文化財に指定されているものも多く、歴史ファンにとっては見逃せない観光スポットです。台湾の豊かな歴史と文化を感じられる、貴重な歴史建築を巡る旅に出かけてみませんか?


① 台湾総統府1919年に完成した「台湾総督府」は、5階建ての壮大な建築で、中央にそびえる高さ60mの中央塔と赤と白のコントラストが美しい外観が特徴です。この建物は、日本統治時代に台湾統治の拠点として建設され、当時の最新技術や特殊な工法が随所に取り入れられています。落成当時は台湾で最も高い建物であり、現在は国定古跡に指定されています。

※現在、平日午前中の一般参観では1階の展示室と回廊部分が公開されています。また、月に一度の休日特別参観では、普段は立ち入ることのできない玄関ホールや3階の大講堂なども見学できるため、ぜひ予定に合わせて内部見学もお楽しみください。


台湾総督府


② 国立台湾博物館1908年に日本統治時代の台湾で設立された、台湾最古の博物館です。ギリシア・ドーリア式の威厳ある建築が特徴で、その美しい外観が目を引きます。館内には台湾の歴史、民族、地質、鉱物などに関する展示が充実しており、50〜60年代の台湾を再現した「台湾物語館」では、昔懐かしい雑貨屋の風景も楽しめます。

また、新館は1915年に「児玉総督・後藤民政長官記念館」として建設され、現在は国定古跡に指定されています。台湾の歴史や文化に興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

国立台湾博物館

③ 三井倉庫(旧三井物産株式会社北門倉庫)台北市の忠孝西路に位置する歴史的建築物で、20世紀初頭に日本統治時代に建てられた倉庫です。もともとは三井物産株式会社が鉄道輸送用の荷物を保管するために使用していた施設で、その堅牢な造りと実用性が特徴です。

2018年以降、「台北記憶倉庫」として再生され、台北市の歴史や文化に関する展示が行われており、かつての物流拠点が新たな形で息づいています。歴史を感じながら、台北の歩みを学ぶことができるスポットとして人気です。


台北三井倉庫

④ 台北府城北門(承恩門)台北市に残る歴史的な城門のひとつで、正式名称は「承恩門」。鮮やかな朱色の壁が特徴で、かつての台北府城の北を守る重要な門として知られています。

北門は1882年、清朝統治下で台北府城の一部として建設が始まり、1884年に完成しました。当時、台北府城は城塞都市としての役割を果たしており、その堅固な市壁に囲まれていました。

しかし、1895年に台湾が日本の統治下に入ると、市壁は上下水道の整備資材として解体・転用され、多くが失われました。その中で北門は唯一、当時の姿をほぼそのまま残しており、現在もその壮大な歴史を伝え続けています。

台北北門

⑤ 台湾郵便総局(台北北門郵便局)台湾郵便総局の前身は、清国時代に台湾巡撫であった劉銘伝が設立した「郵政総局」にさかのぼります。現在の建物は1898年に「台北北門郵便局」として設立され、台北府城の北門に隣接していることからこの名で親しまれています。

当初は木造の2階建てでしたが、火災により焼失し、その後1930年に日本統治時代の昭和初期に改築されました。堅牢なレンガ造りの建物は、レトロな雰囲気を醸し出し、今もなお台北の街並みに溶け込んでいます。

現在も毎日膨大な郵便業務を支え続けており、特に夜間郵便局として多くの人々に利用されています。その歴史とレトロな外観は、北門とともに台北の重要な歴史遺産として保存されています。

⑥ 台湾大学台湾の最高学府である台湾大学は、歴史ある日式建築の宝庫としても知られています。その起源は1928年、日本統治時代に設立された「台北帝国大学」にさかのぼり、東京大学など旧帝国大学と同じ系譜を持つ名門校です。1945年に現在の「台湾大学」として再編され、以来、台湾の学術と研究の中心として発展を続けています。

キャンパス内には、当時の日本建築が多く残されており、赤レンガの講堂や重厚なアーチ型の門など、その美しいデザインは建築ファンにとっても見逃せないポイントです。台湾の近代史とともに、その建築美もぜひ堪能してみてください。


台湾大学

⑦ 中正紀念堂台北の代表的な観光スポットである「中正紀念堂」は、中華民国の初代総統である蒋介石(1887~1975年)を偲ぶために建てられました。広大な25万㎡の敷地内には、蒋介石像を安置する白亜の建物「紀念堂」があり、その特徴的な八角二層の青瑠璃瓦の屋根が目印です。

この紀念堂を中心に、中国式の庭園や植物園も整備されており、訪れる人々に静かな時間を提供しています。紀念堂の正面中央に位置する本堂には、蒋介石の象徴ともいえる座像が安置され、観光客がよく目にする「衛兵交代式」を見ることができます。

また、館内では「蒋公文物展視室」で蒋介石の遺品とその功績を紹介しており、さらに「中正紀念図書館」では蒋介石に関する書籍や視聴覚教材を無料で利用することができます。

【限定】「台湾歴史建物めぐり」の旅火曜日から金曜日のみ開催される「台湾歴史建物めぐり」ツアーでは、台湾で最も歴史のある国立博物館や総統府の内部を見学し、日本統治時代の名残を感じる美しい建築物を巡ります。日本と深い関係がある台湾の歴史を、日本語ガイドと共に貸切でじっくりと観光できます。

「台湾歴史建物めぐり」ツアーに参加をご希望の方は、概要リンクをご利用ください。ぜひこの機会に台湾の歴史的魅力を堪能してください!









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